〔017〕御祓山 (773m)

2013年09月22日



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兵庫県大屋町

我が記録によれば2005年の4月、ツツジの咲く頃に登っており、今回は8年振りとなる。ツツジの咲く季節では広い駐車場が満車だったのを覚えているが、ハイキングシーズンであり三連休の今日は一台の車も来ていなかった。ハイカーは花シーズンに敏感で正直なものだ。

体力不足か体調不良か
今シーズンはもっともっときついロングコースも歩いているが、今日ほどしんどい目にあった山はなかった。どこの山もしんどいのであるが、途中で休憩が必要な程、しんどい山は無かった。俺としては体力不足より体調不良として片付けたが、これが体力不足なら、えらいこっちゃ!となってしまう。
兵庫100山』  ツツジとサクラで有名な山、この季節に登るハイカーは少ない。
コースタイム:3時間21分(休憩時間13分含む)
登り:1時間50分
下り:1時間18分
Road Map :養父ICを下りて、県道9号線を西進して糸原から荒れた林道に入る。
Route Map:登山者用の広い駐車場から山頂を往復する。南コースは現在通行止中。
登山口には簡易トイレが3台並んでおり、花時の盛況振りが伺える。 近くのスキー場からの拾得物なのか、ドラムカンに
ストックが一杯置いてあった。 11時20分に歩き始める。
県道9号線を糸原集落に入ると ”みずめ桜”の立て看板があり、細い林道に入ると100m程でハイカー用の広い駐車場に出る。 3連休の日曜日なのに1台の車も来ていない。 ここは花のシーズンでないと
ハイカーが少ないのか。 ど真ん中に車を停める。
綺麗とは言えないが小さな沢沿いに林道を進んで行く。
前回、来た時は工事用のトラックが走っていた林道であるが、林道であるが、8年経った今は工事の面影はまったく無くなっていた。何の工事をしていたんだろう?
”南コース分岐”に着くが、南コースは通行禁止となっていた。前回と同じく、下りに通ってみるか。
手入れのされていないスギの植林帯の中を緩やかに登って行く。
周辺の草木はシダであり嫌味はない。
東屋からは斜面が一変して急な登りとなる。
ここまで緩やかに登り、10分程で”東屋”に着く。
みずめ桜まで800mの表示あり。
ジグを切って登って行く登山道は楽チンであるが、距離が長い。
少し登った所にミツバツツジ群生地の説明版があったが、前回、花時に登っているが、大したツツジの群生地でなかった事を記憶している。
樹木で展望が利かない道ではあるが、時折、南面に ”須留ヶ峰”(1,054m)が望める場所がある。
落ち込みを覗いて見る。 下までザレているので、滑り落ちると
ズタズタになりそうな斜面。
登山道は終始、ザレており滑り易い。
ここの右側は急峻な落ち込みになっていた。
北面の展望であるが、知っている山はなさそう。
この辺りまで来ると大きくジグを切って登って行く様になる。
雑木林が続いていたが、再びスギの樹林帯に入る。
雰囲気が明るめなので嫌味はない。
何箇所かに尾根道への分岐があったが、今日は体調悪く、
常に楽そうなトラバース路を選ぶ。
1時間07分にて ”みずめ桜”に着く。 逆光の中、何とか1枚の
写真に収めようとするが、中々、綺麗な写真は撮れなかった。
花も咲いていない桜の木を撮ってしょうがないのであるが・・・
これ位なら ”へのカッパ”の登りであるが、今日は体が
動かず、休憩しながらの登りとなる。 何か体調が変。
”みずめ桜”を巻く様に登り、南コースとの分岐に出て、
分岐からは直登尾根道となる。
登りが緩くなホッとする。 この辺りはツツジで一杯であるが、花の咲いていないこの季節では何の意味もない。
登山道としては一番楽しい箇所であるが、今日は体調悪く
苦しい登りを強いられる。 今シーズン一番苦しい登りに
なっているかも?
この程度の斜面で時々休憩している自分が情けない。
展望が利かず尾根らしさはないが、雰囲気は中々良い感じだ。
1時間50分にて ”御祓山”(773m)に着く。 前回は1時間
30分で登っているので、今日は体調が悪い分20分も遅い
時間で着いている。 1ヶ月も山歩きをさぼったせい?
駐車場に車が停まっていなかったので予想は出来たが、山頂に
はハイカーが一人も居ない。 久し振りに山頂でお昼休憩とする。
山頂は360°展望は無し、休息ベンチも無し。
山頂が見えて来た。 少しは元気が戻る。
下りに入り体力的な負荷が下がると、体調も良くなってきた。
展望の利かない山頂で13分間のお昼休憩をして下山する。
一枚斜面なので下りは快適だ。
この辺りは落葉すれば少しは展望が得られそう。 分岐では南コースでの下山も考えたが、何で通行止めとなっているのが判らないので、今日の体調から北コースで下山することにした。
登り時は苦しかったロープ場付近を通過する。
スギの樹林帯に入って行く。 この辺りから沢沿いとなるが、
まだ沢水は流れていない。 もう少し下ると沢音が聞こえる
様になる。
”みずめ桜”に戻る。
登り時より少しは天気が良くなり、左、大杉山(1,048m)と右、須留ヶ峰(1,054m)眺める。
東屋に向けてジグザグ道を下って行く。
尾根筋に入ると風が吹き抜け、涼しくて秋を感じられた。
東屋からはフラットな楽チン道を下るのみ。
下山、1時間08分にて ”東屋”に戻る。
下山、1時間18分にて駐車場に戻る。 登り時は休み休み
で時間を要したが、快適に下ったつもりの下りも前回より
18分も時間が掛かっている。
小さい沢からの沢音を聞きながらの下りとなり、
沢音があるだけで雰囲気は良くなってくれる。
    標高差:576m
累積標高差:807m
みはらいさん